田舎であれば国民年金だけで生活が出来るのか?ー30代で考える年金ー

田舎暮らしをしているきこです。
といってもド田舎ではなく、普通の田舎です。
イメージしやすいようにうちの環境を言うと、車は一人一台が普通で、持ち家の人が多く、周りには田んぼや畑がたくさんあります。
でも車で10分15分のところに5件ほどスーパーやドラッグストアがあり、日常生活で不便に思うことはありません。最寄り駅までは10分くらいで政令都市までは1時間かからずに行けます。
そんな田舎で暮らしている私が『田舎なら国民年金だけで暮らせるのか?』ということを考えたいと思います。
 

 

田舎の生活費ってどれくらい?

 
 
田舎で暮らしていれば都会に比べるとお金がかからないイメージがありますよね。
よくネットでもそういう風に書かれているのを見ますが、では実際はどれくらいかかるのでしょうか。
まずは私の暮らす田舎での生活をお伝えします。
 

 

田舎の住宅事情
 
まず田舎の住宅事情は持ち家の人も多いですが、賃貸の方もそれなりにいます。
ド田舎になると賃貸自体がないので話は変わりますが、うちのような田舎であれば駅の周辺にもたくさん賃貸アパートがあります。
都会のような高層マンションはありませんが、2階建て4戸~6戸、3階建て6戸~9戸のような小規模賃貸は多いです。
それらはもともとは田んぼや畑だった土地に建てられた物件が多く、割と築浅です。
ファミリー向けの2DK3DK物件が多く、逆に単身者用の狭めの物件は少ないように思います。
大体が駐車場が別に用意され(月3000円ほど)、家賃共益費込みで4万円台前半~6万円台でそれなりのところ(トイレ・風呂別、エアコン一台付き、二口コンロが置ける広さのキッチン、または対面キッチン)に住めます。
3万円台でも、十分綺麗な物件があったりするので、同じくらいの間取りのものを都会で探した場合と比べると破格に安くてきれいな物件が多いと思います。
 
 
戸建ての場合は土地+上物で1500万ほどで建つ家もあるみたいです。
ただ田舎は純和風の家も多く、そういう家は3000万以上は上物だけでしているのでどういう家を建てるかでだいぶ違うように思います。
また田舎で暮らしている半分ほどの人は実家がこちらにあって、土地を持っていたりする場合もあるので土地代なしで家を建てる人も多いように感じます。
 
 
田舎と言えば車がいる?
 
田舎と言えば家族一人ひとりに車一台所持が普通…というのはあながち間違っていません。
スーパーに行くのも、コンビニに行くのも、ランチに行くのも、そして仕事に行くのも車が必要な人がほとんどです。
ですが駅近物件も手ごろ価格でたくさんあるので、車を所持しない人も増えているように感じます。
特に若い20代くらいの子は免許も持っていないというのはよく耳にしますし、若いうちはちょっとの距離でも自転車で移動できるようです。
年をとってくるとそうもいかないですが、車が絶対に必要かどうかは住む場所、そして仕事場所によると思います。
 
また田舎は中古車のお店も多いです。
本当に大丈夫なのかはわからないですが20万円とかで車が売っていたりします。
諸経費とか手数料とかどれくらいかかる物なのかもわからないですが、そういうお店もありますしガリバーやT-UPのような普通の中古車店もあります。
私が今乗っている軽自動車は中古で130万くらいでした。
どんな車が必要なのかにもよりますが、コンパクトカーが田舎では小回りが利いて乗りやすいですし保険も税金も安くておすすめです。
 
 
 
生活費はどうなのか?
 
田舎で暮らしていると生活費が安いかというとこれはほんと人それぞれなので一概には言えません。
とりあえず、住居費食費光熱費などから見ていきたいと思います。
 
生活費の中で大きな比重を占めるのが住居費と食費だと思います。
 
住居費は田舎の方が都心部に比べると半分ほどで済むのではないかと私は思います。
例えば家賃にしろ、ローンにしろ、同じ間取りの物件を都会と比べると安いですよね。
なので収入に対して田舎の方が家賃のウエイトを下げられます。
 
家賃は収入の30%くらいが理想と言いますが、都会で手取り20万ほどの人が収入の30%の6万円の物件を探そうとすると駅から遠いだとか、バストイレ別ではないとか古いなど本当にワンルームくらいしかないと思います。
ですが田舎では6万あれば家族4人でも暮らせる2DK、3DKの部屋が見つかります。
例え給与が都会に比べて低くても、共働きであれば旦那さんの給料で生活費をすべて賄い、奥さんの収入を貯蓄に回すなんてこと出来るかもしれません。
 
では食費はどうかというと、自炊するのか外食が中心なのかでだいぶ違ってきます。
 
外食の中身は都会に比べるとチェーン店やファーストフードなどが多いかもしれません。
田舎にはおしゃれなカフェや総菜を購入して家に帰るようなお店はありません。
だいたいどこにでもある吉牛やマック、餃子の王将、サイゼリアなどのお店が中心です。
それだと都会だろうが田舎だろうが値段は変わりませんよね。
ただちょっと高級なものを食べようとか、ちょっとおしゃれなものを食べようと思ってもそんなにお店がないのでそういう特別な食事に対する支出は都会に比べると少ないかもしれません。しかしやはり外食中心であれば田舎だろうが都会だろうが食費が高くつくのは変わりません。
 
自炊であれば田舎の方が都会ほどスーパーが近くにたくさんない可能性があります。
そうなると価格競争が起こりにくく、田舎の方が割高なものもあると思います。
 
また田舎は人に寄りますがご近所づきあいがあります。
うちもですが、夏になればおくらやナス、きゅうりなどご近所さんからたくさんいただきます。そういういただく機会が多いのは田舎ならではかもしれません。
 
 
その他水道ガス、電気はこれも都会とそれほど変わらないと思います。
ただ田舎は都市ガスではなく、プロパンガスが多いですので割高ですね。
 
その他日常的に必要な携帯代はどこにいようが変わらないだろうし、医療費や住民税などもそう多くは変わらないと思います。
 
 
 
田舎と都会、どちらが安く暮らせるのか?
 
ここまでざっくりと見ただけですが、田舎で暮らすには例えば家賃4万5000円、食費3万円、光熱水道費15000円の9万円とその他6万円くらいあれば十分な暮らしが出来ます。
私の友人は12、3万円で暮らし、貯金も十分出来ると言っていました。(車も所持してて)
これが夫婦二人で共働きであればもっと自由になるお金もあるでしょうし、小さな子供一人、二人いても住居費はそれほど変化がないので食費をうまく調整すれば月20万円ほどあれば生活出来ます。
 
 
仕事は何があるのか?
 
では田舎ではどんな仕事があるのかですよね。
 
これも田舎によりますが、私が暮らす『田舎』はサービス業ならたくさんあります。
スーパーにコンビニ、薬局、クリーニング、ガソリンスタンド。
日々の生活に欠かせないものはあります。
あとは病院、介護施設、学校、幼稚園、保育園、役所に警察署。
東京に本社がある会社や研究施設なども実は探せばあります。
 
その他田舎は土地があるので大きい企業の工場などがあります。
田舎でも観光地であれば旅館業や観光業もあるし、林業、農業、漁業もあります。
 
実は知られていないだけで世界で活躍する会社もあります。
 
 
就職活動や転職活動をするとき自分が知っている会社ばかりに目が行くことがありますが、その土地その土地の素晴らしい会社をうまく見つけるられたら田舎でも十分な収入を得ることが出来ると思います。
 
ただ若い子が憧れるような華やかな職業はまず田舎にはありません。
同じサービス業でも有名アパレルショップの店員などはないですし、おしゃれなカフェや有名なホテルなどもありません。
例えばモデルやデザイナー、バイヤーなんてものもないし、テレビ局のスタッフ、マスコミにだってなれません。
なので、そういうものになりたいのであれば田舎は適していないですね。
でも一般的な企業や職業であればそれなりに揃っているのが田舎です。
 
また給与面では田舎は都会に比べると低いとは思います。
求人を見ていても月手取り20万って実はなかなかなかったりします。
 
私がざっと調べた感じでも初任給15万~17万円が多いですね。
でもその後上がっていくのであれば最初の数年は我慢の時です。
手取りで15万あれば何とか田舎では生きていけますから。
 
その後給与が上がっていってもなかなか田舎で年収1千万はいかないですが、年収400万、500万という平均ラインであれば田舎にはたくさんそういう職種があるので、田舎で就職でも十分生活していけます。
 
 
 
田舎での老後
 
では老後の仕事はどうだろうかというと、田舎にもシニアが活躍している職場はたくさんあります。
 
最近では早朝や昼間のコンビニのレジの方はシニアの方が多いですし、ファーストフード店でもよく見かけます。
またショッピングモールの清掃をされている方もシニアの方が多いです。
 
職は限られてくるし、肉体労働の仕事が多いのが実情のようですので、健康な方でないと定年後も働くのは難しいのかなとは思いますが、それは都会でも田舎でも同じ条件であると思います。
 
 
田舎なら国民年金だけでやっていけるのか?
 
ここまで田舎の住居費、生活費、仕事などを見てきましたが田舎であれば多少住居費が抑えられることはわかりましたが、それでもひと月当たりにかかる生活費を10万円以下にすることは難しく、やはり国民年金だけで老後をやっていくのは田舎でも難しいということがわかりました。
 
初めは夫婦二人で合わせて12,13万円で生活出来ていたとしても、一人になったとき6万円ほどでは田舎でも住む場所も食べるものにも困ることが予想されます。
 
ではそういう人はどうやって暮らしていくのか。
今後ますます企業年金がない人が増え、国民年金だけでは食べていけない人が増えると思います。
私たちの親世代がそろそろそういう現状に足を突っ込みつつある人もいるんではないでしょうか?
 
生活保護を勧める、子が親を養う、見捨てる…。
 
いろんなケースがあると思います。
 
でも私たち一人一人が出来ることには限りがあり、親や家族と共倒れしてはいけないということです。
 
国民年金しかかけてこなかった人が悪い、こうなるのは予想できた。
それはそうなんですが、一人二人の話ではなく社会問題となるほどの人の問題です。
 
国が早急に対応すべき問題だと思います。
 
 
そして
私たち30代はそこから学び、今からそうならないために自分の老後を見据えたお金を貯める必要があるのだと思います。

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