老々介護の終わり

※この記事は以前別のブログで2017年2月頃に書いた記事です。 今はもういない義祖父が家から施設へ移る頃のお話で、今思い返せば亡くなる半年ほど前の話です。 私が初めて『介護』というものを意識し、介護認定や老人ホーム探しなどを自ら行うことになるきっかけはこの義祖父でした。 あれからもう1年以上経ちましたが、今後も忘れないためにこちらに残しておこうと思います。    

老々介護の終わり

先月義祖父がインフルエンザと肺炎で入院し、それに合わせて義祖父の介護をしていた義祖母も体の不調を訴えて、 部屋から一歩も出ない生活が始まった。 もうすぐひと月。 義祖父の病院へ行ったり、退院後どうするかで老人ホームを探したり、義祖母の朝昼晩の食事を用意したり。 たいしたことはしていないが、毎日が慌ただしくてあっという間。 もうだいぶ高齢で何年も前からもっとちゃんと家族みんなで考えていかなければならなかった問題を、みなが忙しいを理由に後回しにしてきた。 ここにきて義祖父が入院となり、退院後とてもじゃないが家で義祖母だけが介護をするのは無理だと思ったようだ。 だがみな仕事で忙しく、食事やトイレ、その他もろもろの介護など出来るはずもなく、 老人ホームということを私たちは選択した。 ここ2,3年私が何度も義父や義祖母に話していたが二人ともまだ大丈夫、大丈夫と真剣に考えてはこなかった。 私から見てすでに老々介護は無理があったのに。 義祖父母の部屋は汚部屋だった。 いつのものかわからない開封されてカピカピになったノリや、つくだ煮。 テーブルの上にはカビの生えた調味料や汚れた皿。 床には飲み終わったペットボトルや新聞、洗濯したものなのか、汚れているのかわからない衣類。 足の踏み場もない場所に椅子を置き、義祖父母は一日の大半をその部屋で過ごしていた。 夏は悪臭が漂い、買い替えたカーペットは変色し、虫が湧く。 ゴミと必要なものが入り交じり、たぶん本人もどこに何があるのかわからなかったのだろう。 たびたび届く通販会社からの大きな段ボールには床に積まれている衣類と同じものが入っていた。 そんな部屋が二部屋。 誰も入りたがらなかったし、義祖母も人を入れたがらなかった。 そんな汚部屋を何年も作り出してはいたが、義祖母は毎日義祖父の夕食を作り、ヘルパーさんが来る日は綺麗な服を出し、義祖父の汚れたオムツを替えたりしていた。(主に口で義祖父に指示していた感じ) 足が悪い義祖母はよくやっていたと思う。 むしろ、もっと早くギブアップしてもおかしくなかった。 だけど、本人はとても頭がしっかりしていて、たぶん昔から自分たちのことはなるべく自分たちでという考えで生きてきたから、 私たちによっぽどのことがないとあれをしてほしいとか言わなかった。 そこに私たちが甘えていたんだけど。 だから、まぁ今回義祖父の入院というのは転機だったと思う。 義祖母が動かなくなるとは思っていなかったけど…。 私の実の祖父は父方も母方もすでに80代前半で亡くなり、 それはもう両方とも突然で、何一つ親孝行じゃないが祖父孝行出来ずじまいだった。 だから、施設を探したり、病院に顔を見に行くくらい、苦ではない。 でも、実子である義父や私の夫にはもう少し親身になってもらいたかったというのが本音。 私は孫嫁という立場だから、本来なら口を出すことでもない。 でも誰もやらないから、私がやるしかない。 まぁ愚痴を言ってもしょうがないけど。 とりあえず義祖父は年金をある程度もらっていて、介護負担は2割だった。 要介護度は現在2で特養に入るには要介護3でないといけない。 なので、役所で区分変更というものを申請し、もう一度介護度を調査してもらうようにした。 ただ、これを申請したあと、仮申し込みにいった特養で介護費を2割負担するのならばこのあたりだと有料老人ホームでもそう変わらないことを知った。 むしろ介護認定が2→3に上がると、2万円は高くなることを知り、 少し早まったかなと思った。 自分の祖母が今地元で施設に入っているが手配はすべて叔父が行ってくれた。 だから自分自身知らないことだらけ。 たぶんこれからいろいろ手配があるのだろうけれど、忙しい人には大変な作業だろうなと思う。 とりあえず、義祖父は家から30分ほどの場所にある比較的新しい綺麗な有料老人ホームに空きがあったのでそこに入る手配をした。 義祖父には話してあるが、きっと覚えていない。 退院すれば家に帰れると思っていると思う。 家で世話をしてあげれないことを申し訳ないと思う。 義祖父は何も言わない人だけど、 義祖母と離れるのはすごく寂しいことだと思う。 施設に入ってちゃんと栄養バランスの考えられた食事を食べて、お風呂にも入れてもらって、綺麗な部屋で寝る。 もうすでに寝ている時間が多いから、施設のがある意味幸せなのかなと思いがちだけど 本人じゃないとその気持ちはわからないよね。 決して自分から行きたいと言ったわけじゃないから、 本当にごめんねとしか言えない。 でももう義祖母も介護なんて無理だし、私たち家族も施設並の介護はしてあげられない。 だから次の段階に進むしかないのかなと思っている。 ブログランキング・にほんブログ村へ
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