我が家に母が来た

だいぶ暖かくなってきた頃、我が家に実母がやってきた。

我が家は3世帯が一緒に暮らしていた大きな家。

私が暮らし始めた頃は祖父母もまだ一緒に暮らしていて、7人家族だったが今では義父母と私たち夫婦の4人家族となり、家の半分以上は空いている状態。

だけど空き部屋には捨てずに溜め込んだいつの時代のものかわからないたくさんの物が押し込められていて、とても人が入る余裕などない。

今までに何度か掃除を試みたものの、軽く10個ほどゴミ袋に詰めたとしても何も片付かない現状にすぐ嫌気がさして、放置すること数度…。

自分だけの力ではどうすることもできないと諦めていた汚部屋たち。

義父にも今まで何度も業者を入れるよう言ったが、行動には移さず。

まぁ業者を入れたら軽く100万くらいはいきそうな量はあるから、お金の問題もある。

だけど義曽祖父母や義祖父母、義祖父母の荷物なのだから義父たちが生きているうちに何とかしてほしい。

そんな折、実母が掃除を手伝ってくれるという話があった。

実母は以前仕事として掃除をしていていたこともあり、今も時々頼まれてそういうことをしているらしい。

そのため格安で我が家の汚部屋たちを掃除してもらうようお願いすることになった。

そして先週実母がやってきたのだが、私自身も部屋が何部屋あるのか、どれほどの量なのか把握していなかったので今回実母と二人で汚部屋に足を踏み入れた。

そしてとりあえず急ぎで片付けたほうがいいレベルの部屋が4部屋ほどあることがわかった。

急ぎで片付けたほうがいいレベルの部屋とは、もうネズミの糞とかがたくさんで、衛生的にも最悪な状態の部屋。

床はぶよぶよしていたり、傾いているのがすぐにわかる。

部屋には義曽祖父母の婚礼のときの長持から祖父母の着物箪笥や義母の箪笥など重いものがどどどーーーんと詰め込まれ、箪笥の奥に隠れるようにさらに箪笥がある始末。

そしてその日まで暮らしていたような状態で置かれたベッドや衣装ケース。

たくさんの本に、すでに中身はないお菓子の袋やゴミ。

いつの時代のものかわからないお酒やいただきもののタオルやシーツ。

天井にこれでもかと渡された物干し竿には数えきれないほどの服。

開けられた形跡のない下着やタグの着いたままの服。

壊れた扇風機にテレビや電化製品。

もう、なんでもありのカオスの部屋。

あまりの汚さとモノの多さに、遺品整理や掃除の仕事をしたことがある母も驚いていた。

※下の写真は服を取り除き、だいぶ進んだ段階のもの。一日目後半。

まずは室内を明るくするためところかまわず吊るされた服を下し、ゴミ袋へ。

ある程度服を取り除くと窓から光が入ってきて、部屋全体が見渡せるようになる。

古い本や劣化したビニール、埃を被った衣類や毛布などで床が見えない。

そんな状態の部屋で一つ一つ物をゴミ袋に詰めていくと、あっという間に数十ものゴミの山が出来上がった。

部屋にはおいておけないので、ある程度溜まると、古い急な階段から一つずつ下し、また別の部屋でゴミがうずたかく積まれていく。

そんな作業を休み休み5時間ほど。

どこが綺麗になったのか、全然わからないまま一日目はあっという間に終わった。