少ない年金で生きる方法とは

最近毎日新聞やニュースで見るのが『公的年金だけでは生活が出来ない』という文字。

この公的年金というのは国民年金と厚生年金のことだが、自営業やパートや専業主婦などの厚生年金がない人にとっては国民年金のみを指すことになる。

現在の国民年金だと満額で最大で約65000円がもらえるらしいが、満額をもらえている人は多くはない。

たとえ満額の65000円もらえたとしても、この金額で大人一人がひと月暮らすのは都会であれ田舎であれ無理だと私も思う。

私の周りの身近な年金事情

私は現在30代なので自分が年金をもらう頃は今の世代よりももっと少ない額しかもらえないだろうし、今現在専業主婦なのでそれまで厚生年金を払っていた額を合わせても微々たるものしかもらえないだろうと思っている。

なので今の年金事情については実際にもらっている親世代を参考にするしかない。

義祖父母、祖祖母世代の年金

私の家族を見てみると、義祖父はすでに亡くなっているが生きていたころそれなりの額の年金をもらっていたらしい。

義祖父は戦争にも行っていたので『恩給』というものが年金として支給されていたため、50代で教師を早期退職したあとも悠々自適の生活を送れたらしい。

逆に義祖母は『無年金』だった。

そのため現在は義祖父の遺族年金のみの収入である。でも、その金額も決して少なくはなく、十分有料老人ホームに入ることができるくらいはある。

これは人によると思うが、義祖母は年金をかけてこなくても十分にやっていける環境にあると思うと羨ましい限りである。

逆に私方の祖父母はもう祖母しか生きてはいないが月に7万円ほどの年金生活である。内訳は本人の国民年金と祖父の遺族年金だと思われる。

祖父と二人で暮らしていた頃は田舎で持ち家だったこともあり、それで十分やっていけていたようだが一人になるとガクンと生活費が減ってしまった感がある。

現在はその少ない年金の中で入れる施設を探し、現在入所5年ほど。

決して恵まれた施設ではなく、古くて暗い大勢の認知症患者が溢れた場所で最期の時を待っている。

それでも施設に入れるだけマシなのかもしれないが、年金が少なく、貯蓄がないと老後を過ごす場所も選べない。

親世代の年金

義父は70歳くらいまで働いていたので、年金を受給したのはほかの人よりも遅い。そのためもらえる額も少し多い。

また若い頃アメリカで年金を収めていたそうで微々たるものだがアメリカからの年金支給もある。

義母はまだ65歳にはなっていないが、若年性認知症になったため『障害年金』が認定を受けた年からもらうことができている。

これが月に7万くらいらしい。

現在は義父だけの年金でも十分暮らせるが、義母だけになったとき義母の国民年金と義父の遺族年金のみでどんな施設に入れるだろうか。

今からそのあたりが心配である。

私の両親は離婚しているため別世帯である。

父は厚生年金と国民年金を受給していて、アパートを借りて一人暮らしをしているが年金で十分生活が出来ている。

逆に母はまだ65歳ではないが、国民年金しかもらえないため、もらえるようになっても満額65000円ほどしかない。

田舎で持ち家ではあるものの、母が一人で生きていくには難しい金額だと思う。

今現在は元気でパートで働いているが、それもいつまで出来ることなのか。

子供としては将来何らかしらの援助や同居なども考えなくてはならないと思っている。

年金事情はそれぞれ違う

自分の周りを見ただけでも年金事情は一人として同じ人はおらず、もらえる金額もいろいろである。

ただやはり会社員であった男性に比べると女性は受給金額が少なく、夫が亡くなったり、離婚したりすると一人で生きていくには難しい金額しか得られないことは共通しているように思う。

今は共働き夫婦が増え、妻もまた独身の女性も正社員で働くケースが増えている。今後女性でも十分一人でやっていけるようになるかもしれないが、支出も増えているため、年金が減り続けるとなると、どうしてもある程度自分で準備する必要がある。

さらにこれが自営業の夫婦になると、やはり厚生年金がないため自分たちである程度年金の積み立てをしていくことが重要だろう。

今はiDeCoやNISAなど国が推奨しているものもあるので、この辺りをうまく活用するしかないのかなと感じる。

年金が減るから年金を払わなくていいのか?

最近では年金がもらえなくなるのではないかという不安が高まっている。

私も自分が年金を受給する頃にはいったいどれくらい減っているのだろうと不安である。

でもまったくもらえないわけではないらしい。

今ほどはもらえないことは確かだが、それでも生きている間は年金は受給される。

確かに長生きしない人だと払い損になる可能性もある。

けれど自分がどれくらい生きるのかなんて誰にもわからない。

もし年金が70歳から受給出来て90歳まで生きるとしたら、20年間も年金が受給される。

例えばうちの義母のように若くして認知症になった場合なら障害年金として年金開始年齢よりも早く年金が満額もらえるし、年金を収めていた人が亡くなった場合その家族は遺族年金を受給できる。

逆に払っていなかった人は自分が病気やけがで働けなくなったとき、障害年金ももらえないし、自分が亡くなった時遺族年金も残してあげれない。

たとえ少なくなったとしても、年金は払っておくほうがメリットがあると私は思う。

年金の少ない親世帯、これからどう生きる?

我が家の義父や実父のように自身の年金で十分生きていける人はいいとして、自分だけの年金では生きていけない人はこの先どうすればいいのだろうか。

今現在、国民年金が満額65000円あったとしても、それだけでは生きていけないのは誰の目にも明らかで、そういう国民年金のみで生きている人はどう生きているのだろう。

我が家では実母がこの国民年金のみで生活する世帯になるため、今から対策を講じておきたいと常に思っている。

実母の場合

母と父が離婚したのは私が小学生のころで、その後は母一人で生活をしていた。

たぶん正社員で働いていた期間は少なく、ほぼ厚生年金はないだろう。

国民年金も満額もらえるか怪しいところ。

現在は母の実家で実兄と暮らし、パートをしている。

田舎のためそれほど生活費はかからないとは思うが車も一人一台必要であり、必要最低限のお金はかかっている。

今後の問題

今考えられる問題は、何歳まで実母が元気で働けるのか、何歳まで車が運転できるのかである。

最近高齢者の運転もかなり問題視されているためあまり高齢になって車を運転する環境にあるのは私としては困る。

そのためある程度で車は手放してほしい。

そうなるとたとえ体は元気で働き口があっても仕事をするのは難しいだろう。

また逆に病気になるなど働けなくなる場合もある。

そうなれば年金だけで生きていくのは難しい。

その時は主人にも話しているが実母を引き取りたいと思う。

介護が必要になった時、実母の年金だけでは施設も難しいとは思うが、それでも一人暮らしをさせる余裕もないし、快適さのあるような施設に入れてあげることはできないかもしれないが、多少の援助をしつつ施設を探すか自宅介護をするのか考えたいと思う。

逆に義母はすでに認知症のため、いずれは施設へと思っている。

そのための資金を残しておかなければいけないし、準備しておかなければいけないと思っている。

少ない年金で生きるために

結局、少ない年金で生きるためには自活だけでは限界があるように思う。

我が家では現在も義父母と同居しているため同居に対して抵抗はないし、実親との仲も悪くはない。

そのため将来において実親を含めて親の面倒を私たち夫婦が見ることはなんとなく当たり前である。

一人で暮らしていればかかる費用も、何人かで暮らせばコストが落とせるし、費用以外の面でも誰かがいれば協力できることがたくさんある。

今の世の中、核家族化が進み、単身者も増えているが、それではますます少ない年金で生きていくのは難しいだろうなと思う。

『同居』という選択がマイナーなことはわかっているが、少ない年金で生きていくためには誰かと支えあう必要があり、『同居』というのがそれを可能にする一つの方法になる。

また孤独死する独居老人が増えないためにも、家族でなくても、誰かと『同居』出来る環境、見守れる環境があると少ない年金でももう少し生きやすい世の中になるではないだろうか。

そのためには元気なうちから親世帯は子世帯に協力できる部分はし、持ちつ持たれつの関係性を気づいておかなければいけないと思う。

また子世帯も親世帯を助けたいと思えるような関係を築いていく必要性があると思う。

そこがなかなか難しいから『同居』は避けられているのだが。

それでも少ない年金でやりくりしていくには、お互いの歩み寄り・思いやりが大切だろうなと思う。

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