二世帯同居をするうえで大切なことって何?―同居歴9年目の主婦が今思うこと

 
私が義実家で同居をしてもうすぐ9年目になります。
幸い義父母、義祖父母、義妹が良い人ばかりでここまで大きなトラブルもなくやってくることが出来ました。
そんな私が思う同居に必要なことについて今回は書いていきたいと思います。
 
 
『同居』というと同居って大変そうだよね。
同居なんてしたくない。
多くの人がそう思いますよね。
私もなんとなく同居したことがない頃はそう思っていました。
 
でも私は実のところ同居ってどんな感じのものなのか具体的には想像できていませんでした。
多くの人がそう言うからそうなんだろうって、安易に思っていたのです。

 

実際に同居ってどんなものなのか、うちの場合ですが少し見ていきたいと思います。

 

同居のきっかけ

 
我が家の場合の同居のきっかけは『いずれは同居が必要だった』というのが一番近いかもしれません。
 
主人の実家が『お寺』ということもあり、結婚を視野に入れたときいずれは主人がお寺を継ぐということが決まっていました。
ただ今すぐ同居が必要かといわれると、その時はまだ義父母も元気に仕事中心の生活を送っていたため、数年先でいいよという感じでした。
 
特に主人の実家はお寺だけでは食べていけない小さなお寺だったため、義父も義祖父も昔から外で違う仕事を持っていて、お寺が副業という感じでした。
 
そのため、お寺の規則などもあまりなく、皆外で普通のサラリーマンと同じように働き、そのお金で生活をしていました。
それは主人も例外ではなく、普段はサラリーマンをし、お寺の行事があるときのみお坊さんをしていました。
 
なので、お寺というしがらみが多そうな家でしたが意外なことに自由でした。
 
そんなわりと自由なお寺に嫁いだ私がなぜ同居を選択したのかを次で見ていきます。
 
 
 
 

同居は早く始めたほうがいい

私が同居を結婚式をあげてすぐに決めたのは、『自分を知ってもらうためにも、相手を知るためにも、同居を早く始めたほうがいい』と考えたからでした。
 
 
年を取ればお互い頑固になる部分もあるし、お互い若いうちに相手のことを知り、相手との距離感を見つけたかったのかもしれません。
また親はいつかは年老いてきます。
今はこちらが頼れる存在であっても、いずれは親が私たちに頼ってくる存在になるのです。
その時、頼り頼られる今までの関係があった方が、介護をするにしても、何をするにしても気持ちよく出来るだろうと思っていました。
そういう持ちつ持たれつの関係を築く時間が私には必要だと思ったことが一番大きかったです。
またその時同居がうまくいかなかったときというのはあまり考えていませんでした。
自分の性格もありますが、私は一度行動に起こしてみないとわからない性格なので、体験してみてそのあとのことは考えようという思っていたような気がします。
 

同居してから感じたこと

 
実際同居してみてどうだったでしょうか。
新婚旅行から帰ってきた日から私の同居生活は始まりました。
初めての主人以外との他人との生活。
初めは勝手のわからない義実家で手探り状態でした。
朝何時に起きていけばいいだろう、どこまで自分が踏み込んでいいのだろう、何を手伝えばいいのだろう。
 
わからないことだらけの毎日。
義実家には義実家のルールがあるはずですから、まずはそれを知ることが大事ですし、それを明確に言葉にするのは結構難しく、暮らすうちにわかってくることが多いので、時間が必要でした。
 
今まで自分が当たり前だと思っていたことがここでは違ったりすることもありました。
 
同じ年代ではないので食事の好みだって違うし、考え方だって違います。
家事のルールも家族同士の関わり方も私が生まれ育って当たり前と思っていたものとは違いました。
 
でも、それに対してはお互い様で、義父母や義祖父母もそう感じていたと思います。
 
でも、義家族はちゃんと『人は人、いろんな考え方がある』ということを理解してくれていました。
そして自分たちの考え方ややり方を押し付けないということを実践してくれていました。
 
そのため、私は家の中心である義父と義祖母と話をたくさんすることで、今までの家族の関係性やルールを理解し、そこに自分なりの居場所を見つけることができるようになりました。
 
この家族とたくさん話すということが私が一番良かったと思うことです。
ここで壁を作って、主人とだけ関係を築いていたらきっともっとトラブルがあったと思います。
しかし、初めから義祖母や義父とたくさん話をし、お互いのことを分かり合えたので、この時の『たくさん話をする・話を聞く』ということがものすごくためになっていると今、感じています。
 
 

同居をするうえで大切なこと

 
①上でも書きましたが、『たくさん話をする・話を聞く』こと。
これがすごく大事だと思います。
 
②そして『人は人、いろんな考え方がある』ということをお互いが認識していること。
 
③『自分の考え方・やり方を押し付けない』
 
この3つがすごく大切なんだと思います。
 
我が家が3世帯同居、2世帯同居がうまくいっているのは各自がこのことをわかっているからだと思います。
 
ここが少しでも崩れてしまえば、なかなか難しかっただろうなと思います。
やはり人間関係ですから、相手と分かり合い、尊重しあえる関係を築く必要があります。
それにはやはり時間が必要であり、お互いの寄り添う気持ちが大事。
 
私は結婚してすぐ同居しましたが、今でもそれでよかったと思っています。
 

同居生活

ここで我が家の同居生活の中身を少し書いておきます。

私が同居を開始した9年ほど前はまだ義祖父も健在で、義祖父母、義父母、義妹と私たちの7人家族でした。

 

義祖父母はもう90歳前後で、義祖父はデイサービスを週2回ほど利用していました。

義祖母はリュウマチを患っていましたが認知症などもなく、義祖父と自分のことは自分でする人でした。

義祖父が亡くなるまでの数年間、義祖母が二人の食事や洗濯もしていました。

義父は当時60代後半でしたが、大学で教鞭をとっていたため70歳まで現役でした。

週の半分を透析に通い、残りを大学とお寺と趣味のボランティアや頼まれた翻訳などの仕事をして忙しく過ごしていました。

義母はまだ50代で大学で講師をしつつ、空いている日はボランティアで県内外を飛び回っていました。

義妹はSCをしていて、朝早く家を出て、夜遅く帰る生活をしていました。

主人は平日は外で働き、土日お寺の行事があるときだけ義父を手伝っていました。

そして私は新婚旅行の前に仕事をやめたため、専業主婦といえば聞こえはいいですが、ぐうたら主婦をしていました。

 

上記のように我が家の場合義父・義母・義妹・主人が忙しく外で働いていたため、必然的に家のことは私がするようになりました。

といっても、夕食に関しては義父が忙しくても毎日作ってくれていたので私がすることは家の掃除とかちょっとした用事、義祖父母のことくらいですが。

 
例えば義祖父母の病院の送迎や介護認定の事務的なことは私が行いました。
田舎なので住民総出の掃除や行事がありますが、忙しい義父母に代わり出席しますし、お祭りやお葬式などの近所付き合いも行いました。
 
そんな大したことはしていませんが、家でいる理由がありがたいことに勝手にできていたように思います。
結果義父母には感謝され、私は家にいる時間元気な義祖母からたくさん話を聞くこともでき、主人よりも地域の人のことがわかるようになりました。
 
私は働きもせず家にいるにもかかわらず、嫌な顔もされず、ありがとうと言われることや、義父が料理をしてくれたり、生活費も出してくれるなどのメリットばかり感じていました。
 
義祖父母の病院の送迎や各種手続き、たまにあるお寺の行事や近所付き合い、家の片付けなどに関してはそれだけのことをしてもらっているから当たり前だと思っていました。
 
また義妹も優しい人で、義母との関係などにも気を使ってくれたり、主人と喧嘩していたら味方してくれるなど頼りになる人でした。
主人も基本は私の味方をしてくれるので、そういう部分でも私は想像以上に自分らしく、自分の好きなように、家族の一員になれたように思います。
 
 
 
たぶん、コミュニケーションを取らずに、私たちは私たち、義父母は義父母、そういう風にしていたらこんな関係は作れなかっただろうなと思います。
 
私のもともとの性格もありますが、人と話すことが好きなので、義父母や義祖母の昔話を聞くのも楽しかったし、それによって私が知らないこの家の歴史を知っていけるので有り難いなと思っていました。
 

同居の核となる部分は結局はコミュニケーション

 
私が思う同居の核となる部分はコミュニケーションだと思います。
自分がどんな人であるのか知ってもらうこと、相手がどんな人であるのかを知ることがすごく大事で、そのコミュニケーションを怠るとどんな人でもうまくいかない気がします。
そして、自分の意見ややり方を相手に求めすぎない。
 
義父や義祖母を見ていて、すごく勉強になることが多いです。
 
相手のいいところを見つけ、尊敬できる部分を尊重する。
そして自分で出来ることはまず自分でする。
 
持ちつ持たれつの関係を築けるかどうかで、同居ってだいぶ変わります。
 
 
片方にだけ寄りかかるのではなく、お互いの不足している部分を補える関係を築けるように努力すること。
そのためにはたくさんお互いにコミュニケーションを取る。
 
これがよい同居をしていく一つの方法になるんではないでしょうか?
 
 
これから同居を考えている人、同居で悩んでいる人、いろんな人がいると思いますが、まず自分と家族の関係性を見直してみて、出来ることからはじめてみるといいと思います。
 
自分を押し付け過ぎないように、相手を押し付けられすぎないように。
 
バランス力も大事ですよね。
 
 
 
 
同居にもいいところがある、そう思える人が今後増えますように。
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