二世帯同居・三世帯同居を成功させるには

こんにちは、kikoです。
今日は同居に関しての記事です。
義両親から同居を提案されている方や、実家で同居を考えている方、自分から同居してみたいと思っている方へ向けて書いていきたいと思います。
同居ってうまくいくの?
お金のことやプライバシーのことが心配。
同居がうまくいく人ってどんな人?
そんな疑問に結婚してから義実家で3世帯同居をしていたkikoが体験をもとにお話しします。
さてさて、
『同居』というと同居って大変そうだよね。
同居なんて好き好んでしたくない。
嫁の立場からすれば多くの人がそう思いますよね。
でも、同居の実態がわからないからはじめから苦手意識を持っている人も多いのだと思います。
私の体験においてですが、うまくいく同居に関してご紹介できると思うので、これから同居を考えている方、親世代の方にも読んで考えていただけたらなぁと思います

同居のきっかけ

 
簡単に我が家の同居のきっかけをご紹介しておきます。
別記事で書いていますが、我が家はお寺です。
そのため我が家の場合の同居のきっかけは『いずれは同居が必要だった』というのが一番近いかもしれません。
主人の実家が『お寺』ということもあり、結婚を視野に入れたときいずれは主人がお寺を継ぐということが決まっていました。
ただ今すぐ同居が必要かといわれると、その時はまだ義父母も元気に仕事中心の生活を送っていたため、数年先でいいよという感じでした。
ですが、私は結婚したらすぐに同居をしようと思っていました。
 
 

同居は早く始めたほうがいいとなんとなく思っていた

私が同居を結婚式をあげてすぐに決めたのは、『自分を知ってもらうためにも、相手を知るためにも、同居を早く始めたほうがいい』と考えたからでした。
年を取ればお互い頑固になる部分もあるし、お互い若いうちに相手のことを知り、相手との距離感を見つけたかったのかもしれません。
また親はいつかは年老いてきます。
今はこちらが頼れる存在であっても、いずれは親が私たちに頼ってくる存在になるのです。
その時、頼り頼られる今までの関係があった方が、介護をするにしても、何をするにしても気持ちよく出来るだろうと思っていました。
そういう持ちつ持たれつの関係を築く時間が私には必要だと思ったことが一番大きかったです。
またその時同居がうまくいかなかったときというのはあまり考えていませんでした。
自分の性格もありますが、私は一度行動に起こしてみないとわからない性格なので、体験してみてそのあとのことは考えようという思っていたような気がします。

同居してから感じたこと

実際同居してみてどうだったでしょうか。
新婚旅行から帰ってきた日から私の同居生活は始まりました。
初めての主人以外との他人との生活。
初めは勝手のわからない義実家で手探り状態でした。
朝何時に起きていけばいいだろう、どこまで自分が踏み込んでいいのだろう、何を手伝えばいいのだろう。
わからないことだらけの毎日。
義実家には義実家のルールがあるはずですから、まずはそれを知ることが大事ですし、それを明確に言葉にするのは結構難しく、暮らすうちにわかってくることが多いので、時間が必要でした。
今まで自分が当たり前だと思っていたことがここでは違ったりすることもありました。
同じ年代ではないので食事の好みだって違うし、考え方だって違います。
家事のルールも家族同士の関わり方も私が生まれ育って当たり前と思っていたものとは違いました。
でも、それに対してはお互い様で、義父母や義祖父母もそう感じていたと思います。
でも、義家族はちゃんと『人は人、いろんな考え方がある』ということを理解してくれていました。
そして自分たちの考え方ややり方を押し付けないということを実践してくれていました。
そのため、私は家の中心である義父と義祖母と話をたくさんすることで、今までの家族の関係性やルールを理解し、そこに自分なりの居場所を見つけることができるようになりました。
この家族とたくさん話すということが私が一番良かったと思うことです。
ここで壁を作って、主人とだけ関係を築いていたらきっともっとトラブルがあったと思います。
しかし、初めから義祖母や義父とたくさん話をし、お互いのことを分かり合えたので、この時の『たくさん話をする・話を聞く』ということがものすごくためになっていると今、感じています。

同居をするうえでまずベースになること

同居をするうえでのベースになる部分は
  • たくさん話をする・話を聞くこと
  • 『人は人、いろんな考え方がある』ということをお互いが認識していること
  • 自分の考え方・やり方を押し付けない
この3つがとても大切だと思います。
それがまずあったうえで、お金のことやプライバシーのことなどが考えられるのだと思います。
この基本的な部分が大切だと思えない、出来ないとなるとそもそも同居は難しいのではないかと思います。
ですので、まずここが出来ているのかどうかを考えてみてください。
ここが少しでも崩れてしまえば、同居はなかなか難しいだろうなと思います。
やはり人間関係ですから、相手と分かり合い、尊重しあえる関係を築く必要があります。
それにはやはり時間が必要であり、お互いの寄り添う気持ちが大事です。

プライバシーに関して

まずですね。プライバシーに関しては住む家の大きさや家族構成にも影響するかと思います。

我が家の場合は私たちが同居する前に新築の離れのようなもの(渡り廊下で繋がる)を義父が費用を出して建ててくれました。もちろんそれは1階部分はお寺やお客様用に使う部屋で、私たちの暮らす部分は2階部分になります。

広さとしては3部屋+物置部屋とトイレと洗面室のようなもので、子供が増えても問題なく住める広さでした。

さらに我が家は母屋ともう一つ増築した部分があり、義祖父母、義父母ともに就寝する部屋は距離があり、各々昼間を好きに過ごす部屋もありました。

お風呂とキッチンは共用でしたが、私はまったく嫌ではなかったですし、むしろ、キッチンでしか顔を合わさないほどの広さがある家でした。

それくらい、実際に生活する場が広いと同居していてもあまり気になりません。

はじめに書いた『同居をする上でのベース』が守れる家族であれば、それほどプライバシーに関しては気にしなくていいのです。

逆に、家族の生活スペースが十分に確保できないのであれば同居は難しいかとも思います。

ただ、『同居する上でのベース』が出来ているのであれば、可能性はあります。

逆に広くても、『同居する上でのベース』部分が出来ていないのであれば広さなど関係なく、敷地内同居でさえ同居は難しいと思います。

ご自分の環境を照らし合わせて考えてみてくださいね。

お金に関して

なかなか言いづらい、聞きづらいお金のお話です。

まず同居するに関して家がある場合、ない場合があるかと思います。

家がある場合は普段の生活費はどうするのか?食費、光熱費などをきっちりと分けるのか、月○万円入れるのか、入れてもらうのか、もしかしたら入れなくてもいいと言われるパターンもあります。

これは初めに決めておいた方がいいかと思います。

あとあとだとお互い言いだしづらいことだと思います。

家がない場合、新しく二世帯住宅を建てるのか、賃貸に暮らすのかはわかりませんが、親が定年間近であればローンを組むのは子世帯ということになる場合もあります。

出来れば親の退職金は老後の生活費に残しておいてほしいですしね。

ですが、2世帯同居が必ずしもうまくいくとは言い切れないので、ローンを組まずに出来る方法で住む場所を手に入れて、しばらくの間お試し期間を設けたほうがお互いに良いかなと思います。

そのうえで家賃や生活費、光熱費などをどうするのか決めたほうがいいかと思います。

半年から1年ほどお試しをしてみてうまくいくようであればローンを組んで家を建てるなどもいいと思います。

そのころにはお互いのことが少しずつ分かってきているので、その後の生活をイメージしやすいのではないでしょうか。

生活費などをどう決めるか

これが今後の親と子の関係において結構重要なことだと思うのです。

例えば親世帯に余裕があるのであれば子供世帯の分を出してあげておくと、子世帯に普段の病院の送迎や複雑な書類の手続き、力仕事などをお願いしやすくなります。

介護認定を受ける際の手続きや、税金の手続き、なんだったら家の管理やご近所付き合い、親戚の冠婚葬祭なんかもいずれ年を取った親世帯は出来なくなるので子世帯に頼みやすい、むしろ出してもらっているのなら当たり前のように手伝ってくれるような環境を用意しておきます。

逆に子世帯が共働きで普段親世帯に子供を見てもらう、家のことをやってもらうなど同居したことによって親に手伝ってもらうことが多いのであれば、生活費はすべて子世帯が持つなども考えた方がいいかと思います。

その分、親には老後資金を貯めておいてもらい老後のケアに困らないようにしておくなど話し合っておくべきだと思います。

お金に関しては自分たちが何が出来るかを明確にする

お金に関しては各家庭の状況によりますが、ギブアンドテイクの考え方を持っておいた方がいいかと思います。

お金は出さない、口は出す、頼み事だけはするでは、これまた同居はうまくいきません。

お互いに頼り頼られる関係を作っておくと、同居もうまくいきます。

同居を考えている方にとってこのお金の関係はとても大事だと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

同居がうまくいく人とうまくいかない人の違い

これはですね。

自分の人となりとかも重要ですが、相手の人となりもかなり重要です。

最初に書いた『同居する上でのベース』が出来ないような人であればまず同居は苦しいものとなるでしょう。

出来ないのは自分のほうかもしれないし、相手のほうかもしれない。

お互いがある程度それが出来るのであれば、お金とプライバシーのことを話し合えればうまくいくと思います。

またこうでなければだめという考え方ではなく、臨機応変に生き方を変えられるような柔軟な方のほうが向いていると思います。

 

同居の核となる部分は結局はコミュニケーション

 
私が思う同居の核となる部分はコミュニケーションだと思います。
自分がどんな人であるのか知ってもらうこと、相手がどんな人であるのかを知ることがすごく大事で、そのコミュニケーションを怠るとどんな人でもうまくいかない気がします。
そして、自分の意見ややり方を相手に求めすぎない。
私は義父や義祖母を見ていて、すごく勉強になることが多かったです。
相手のいいところを見つけ、尊敬できる部分を尊重する。
そして自分で出来ることはまず自分でする。
持ちつ持たれつの関係を築けるかどうかで、同居ってだいぶ変わります。
片方にだけ寄りかかるのではなく、お互いの不足している部分を補える関係を築けるように努力すること。
そのためにはたくさんお互いにコミュニケーションを取る。
これがよい同居をしていく一つの方法になるんではないでしょうか?
これから同居を考えている人、同居で悩んでいる人、いろんな人がいると思いますが、まず自分と家族の関係性を見直してみて、出来ることからはじめてみるといいと思います。
自分を押し付け過ぎないように、相手を押し付けられすぎないように。
バランス力も大事ですよね。
 
同居にもいいところがある、そう思える人が今後増えますように。

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